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帰国した安倍晋三総理が手にしていた横山秀夫「64」の本、どんな小説なの? [小説]

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安倍首相は、4日午後、ロシア、中東歴訪を終えて帰国した。
政府専用機からタラップに降りる際、1冊の本を手にしていた。
青い、表紙に白い「64」の文字。それは横山秀夫の小説「64」だった。
帰国の機内で首相が読んでいたこの小説、いったいどんな物語なのか──。




横山秀夫といえば、「半落ち」や「クライマーズ・ハイ」などで知られる元新聞記者という経歴を持つ作家である。
その横山が、2012年、7年ぶりに出した警察小説が、この「64」である。
「このミステリーがすごい!」と「週刊文春ミステリーベスト10」で1位を獲得した作品で、横山の完全復活と言われた警察内部の対立を描いた傑作。
安倍首相は、記者団に「(警察庁出身の)秘書官に聞いて」と笑顔で答えたらしい。







作品の主人公は、D警察の広報官。
記者クラブと加害者の匿名問題で対立する中、警察庁長官による視察が決定される。その対象は、事項の迫った重要未解決事件。たった7日間しかなかった昭和64年に発生した(平成元年になったっため)D県警史上最悪の「翔子ちゃん誘拐殺人事件」だった。「64(ロクヨン)」の隠語で呼ばれることとなっていたこの事件をめぐり、物語は生々しく展開されて行く。
長官慰問を拒む遺族、当時の捜査員などに敷かれたかんこう令、刑事部と警務部の軋轢、謎のメモ……。
実は、作中の誘拐殺人事件にはモデルになったと思われる現実の事件がある。
「D県」は、横山氏のデビュー作「陰の季節」の舞台となった群馬県であると考えられ、その群馬県で昭和62年に起こった、5歳の男の子が誘拐され殺害された「萩原巧明ちゃん誘拐殺人事件」。この事件は、日本の身代金目的誘拐事件では、戦後唯一の未解決事件である。
群馬の上毛新聞の記者だった横山氏は、この事件にも深く関わったものと思われる。

そんな「64」を読破した首相、いったいどんな感想を持ったのか。
気になるところでありますね。




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